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金沢本部 田中の教育ブログ「高校入試お疲れ様でした」

金沢本部校

本日石川県公立高校入試が終了いたしました。

中3生のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 

本番独特の試験会場のプレッシャー

そして制限時間との戦いの中で解く入試問題は

さぞ難しく感じたと思います。

 

私も昨日の英国に引き続き、数学を解いてみました。

これまで塾生のみなさんと真剣勝負で、私も他県の数学入試を解いてきましたが

やはり石川県は、他県と比較して難しいのは明らかですね。

※なお、社会の最終問題では、松本君と田中君がでてきて見事的中!

と金沢本部の職員室は盛り上がっていました。

 

さて、みなさんは本当に良い経験をしました。

これが人生で初めての入、という生徒も多くいたはずです。

」という漢字の意味は「実際にやってためす、確かめる」ということです。

 

自分の力を試される、というのは一見嫌なものですが

努力を重ね、実力を付けてきた人にとっては

むしろ自分の力を試してほしい、という考えに変わっていきます。

 

努力することをあきらめた人は

自分の実力を知られるのが嫌なので、力を試されることを極度に嫌い

プレイヤーの立場にあっても挑戦せず、監督のようにふるまいます。

本来、努力をあきらめた人は、何かを評論する立場にないのは言うまでもありません。

実戦から逃げているのに、なぜか根拠のない自信だけはある、というのは周囲から見ていても辛いですね。

 

入試が終わったばかりの中3のみなさん、高校入試は通過点でしかありません。

これからより多くの試練がみなさんを待っています。

残酷な言い方かもしれませんが

「やればできる」という偽りの評価は、これから先通じません。

これから先は「やったからできた」の積み重ねしか評価されないのです。

 

結果はどうあれ、入試は人間を確実に成長させます。

みなさんは今回、力を試されたことで、大きく成長する機会を得ました。

 

大学の合格発表も現在続々行われていますね。

今年も田中の過去の教え子から、現役で鉄門をくぐる生徒が出ました。

また、3年前、高校入試で失敗して号泣していた男子が今

第一志望の金大に合格して喜んでいます。

 

全国でも屈指の強豪の部で、部活動を熱心に行い

学校の課題をこなし、塾にもそのまま通い続けました。

空いた時間をみつけては、自習室にも頻繁に通ってくれました。

(疲れ切って自習中に寝てしまっている姿もよく見ましたがww)

 

「あれがあるから、これができない」という弱い考え方から

「あれもしたいが、これもやらなくてはいけない。だから目の前の一時間を有効に使おう」

という強い考え方に変わったのですね。

3年前の悔しさが彼を大きく成長させたのだと思います。

 

話しは変わりますが、以前、進学校のベテランの先生とお話しして

先生がおっしゃた重ーい言葉がこれです。

 

「成功体験は薬にも毒にもなる」

 

中3の後半だけ頑張って勉強し、高校に合格した、という成功体験。

これが大学入試においては大失敗のもとになります。

高3の夏から頑張って届く難関大などありません、すでに手遅れです。

 

あるいは、中学校の勉強の内容が簡単で、ろくに勉強しなくても進学校に合格した、という成功体験。

進学校では、そういう子が悲しいくらいに、地の底に沈んでいきます。

努力を継続できる子しか、進学校では上位にいられないのです。

 

一度ビーカーの底に沈殿して固まってしまうと、浮上するのは大変です。

大人たちは幼少時ほど構ってくれません。すなわちビーカーをかき混ぜてはくれません。

 

進学校ではなぜか、必死で努力している、という姿を人に見せない美学を持つ人が多い。

しかし水面下では懸命にあがいているのです。白鳥のように。

 

中3生のみなさん、一生で一番勉強したのが中3の時、という風にならないでくださいね。

今週の新高1準備授業で元気な姿を見せてください。

 

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