金沢本部 田中の教育ブログ「バタフライエフェクト」
金沢本部校
前回、前々回のコラム「考える葦」「呪」は、田中が育英センターに入社して2年目、
塾生の保護者様向けのお便りに掲載させていただいたものを流用させてもらいました。
当時は人口3万人ほどの、小さな町の校舎で教えておりました。
あれから10年以上経ちますが、今でも自分の授業のスタイルは変わっていません。
授業の始めには、いろいろな時事問題、入試情報、時には自身の人生経験をからめたオープニングトークを行います。
そして毎年話している内容に「圧迫面接」というものがあります。
アナウンサーは目の前で、たとえどんな悲惨な災害が起きていようとも、冷静に状況をアナウンスする必要がありますね。
だから面接では、いきなり試験官が怒り出して、冷静に事態に対処できるか、を見ることがあるわけです。
自身も過去に圧迫面接を受けた経験があり、特に推薦入試の面接を控えた生徒たちがいるクラスでその話をしています。
さて、普段ほとんどテレビを見ない生活を送っている私ですが、今年に入って目を疑う事態が起きました。
あの人口3万人の町の小さな校舎で教えていた生徒が、たまたま見た番組に出ているではありませんか。
・・・・・・・・全国放送で、しかも二人もです。
アナウンサーは地方局でも数百倍、キー局だと二~三千倍の競争率になると聞いています。
〇〇君はワシが育てた、などとおこがましいことを言うつもりは毛頭ありません。
ただ、これが果たして偶然なのだろうか、という思いはあります。
たとえささやかであったとしても、生徒に良い影響を与える「はばたき」を、これからも提供していけたら、と思います。