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金沢本部 田中の教育ブログ「英語入試制度変更あれこれ」

金沢本部校

ここ数か月で様々な入試制度の方針変更がありました。

今朝も、「共通テスト数・国における記述問題見送り濃厚」の記事が一面を飾っています。

一刻も早く制度が固まって、受験生の不安を取り除いてあげてほしいところです。

 

さて今回は、下記の2点について取り上げたいと思います。

①英語民間試験成績提供システム延期

②福井県高校入試 英検の加点制度廃止

 

①について、11/15に大学入試センター理事長から下記の発表がありました。

・「共通テスト(現高2)の英語については6/7の問題出題方針を変更しない」

→つまり、発音・アクセント(話す力)、語句整序(書く力)の出題なし

よって、あくまでも現時点では2021(現高2)より事実上の2技能検査(読む力100点、聞く力100点)となります。

各高校では、4技能検査に向けて行っていた準備(各検定試験の実施など)の取りやめに追われています。

 

以下、田中の感想ですが、おそらくリスニングの比率が大幅に上がるため、得点が安定しにくくなるでしょう。

なぜなら、五感は体調に大きく左右されるからです。

 

例えば、風邪をひいて鼻が詰まっている状況は、声が聞き取りづらくなります。

また、熱があって頭が働きにくい状況で、リスニングのスピードについていくのは大変です。

体調がすぐれなくても、自分のペースで読み進められる活字の文とは大きく異なる点ですね。

 

よって共通テストでの英語は、今まで以上に体調管理が大切である、ということが言えると思います。

また、リスニングでメモをうまく取れない生徒は不利になります。

 

個人的には、素早く、美しく文字を書ける人がうらやましいです。

 

 

②の福井県の高校入試での英検加点が廃止となった件について補足いたします。

・一番大きな理由としては、合否への影響があまり見られないこと

・英検の取得級については、調査書に記載

・東京都で令和4年度から導入予定である、高校入試でのスピーキングテストについて、

東京都での状況を見ながら導入検討していく

との発表が11/21、福井県教育委員会よりございました。

 

英検加点廃止の発表が11月末というのは、これまで英検取得に向け

中学内容を超えて学習してきた生徒たちからすれば、

「なぜこんな受験が差し迫った時期に?」となりますね。

 

過去に、富山県の高校御三家(高岡、富山中部、富山)の探究科学科(旧理数科)の

推薦入試廃止が発表されたのも2学期に入ってからでした。

 

まだまだ入試制度の変更については続報がでそうな予感がします。

情報に踊らされ過ぎないことも受験生は大切ですね。

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