金沢本部 田中の教育ブログ「成績が伸び悩んでいる中3受験生へ」
金沢本部校
2学期末テストが終了し、3者面談が各中学で行われています。
また、実力テストや模擬試験など忙しい毎日です。体調管理も大切になってきますね。
さて、今回は成績が伸び悩んでいる中3生にアドバイスをしたいと思います。
成績が伸びない生徒によく見られる傾向その1
「見直しをしないまま次々と模試、実力テストを受験する」
成績が伸びない大きな原因として、「同じ落とし穴に落ち続ける」というものがあります。
せっかく実力を試す機会があっても、間違った単元を復習する時間がとれないまま
また次の試験でも似たような問題で失点する。
こうなってしまっては、自信を失い続けるだけです。
スポーツに例えるなら、練習もしていないのに試合ばかりをやっている状況ですね。
500点中450点取れるなら、50点の見直しで済むかもしれません。
(注:実際はまぐれで当たった所、うろ覚えになっている自覚があった所も復習すべきです)
しかし100点以上の失点の見直しにはそれ相応の時間がかかります。
悪い点数のテストは見返したくもない……気持ちは分かりますが、そのテストこそが合格への特急券です。
しっかり見直して、鍋の穴をふさいでから水を入れましょう。
成績が伸びない生徒によく見られる傾向その2
「焦って無茶をする」
焦れば焦るほど、非効率な勉強法でついつい無茶をすることがあります。
非効率なので効果が出ず、「勉強してもしても成績が伸びない」と落ち込みます。
具体的に言えば、夜更かしをしての学習などが最たる例です。
一日に出来る勉強量を仮に10としたときに、限界を超え、夜更かしして12やったとしましょう。
しかし、無理がたたり学校の授業は居眠り、体調を崩し2日間寝込んでしまう…
3日間の合計は12。
腹八分目という言葉がありますが、勉強量を8にし睡眠をしっかりとる。
ストレス解消の時間も取るようにします。
3日間の合計は8×3で24。先ほど無茶をした生徒の倍です。
親も賢くならなければいけません。ついつい12の例の方を評価してしまうからです。
こつこつ8やっていることに目を向けず、たまたま目にしたストレス解消の2を叱りつけてしまいがちですね。
こういう時期だからこそ、しっかりと子どもの学習状況に目を向ける必要があります。
もう一つ、非効率な例は、次々新しい問題集、新しいプリントに手を出す、というものです。
問題集を固定して繰り返し行う、というある意味「王道」からそれてしまわないようにしたいものです。
基礎練習をおろそかにして大成するスポーツ選手がいないのと同じですね。
長くなりましたので次回に続きます。