「先生、見てください！！」
テスト後には授業以外であまり自習に来ないYさんがいそいそとテスト結果を報告しに来てくれました。

Yさんといえば今回はテスト期間も総体前の陸上部の練習があり、思うようにテスト勉強の時間が取れていない様子でした。「これだけ部活で忙しいYに負ける人がいたら恥ですよね」と恨み言をこぼしつつもテスト前は毎日育英に来て切り替えて集中して勉強をすすめていました。

テスト2日前の勉強会の際には「先生、物理教えてください」と文系で高1までしか物理を履修していなかった私に無理難題を押しつけてきましたが、一緒に調べながら解いていくうちに私も思いのほか物理の楽しさにはまってしまい、グラフから読み取れる物体の運動をイメージするために実験をやってみたりしました。公式を使って惜しいところまで解けるのですが＋と−の符号を逆にしてしまったり二人して悪戦苦闘です。正直あと20ページ以上範囲が残っているしこのペースであればさすがに今回は厳しいかなぁと思いました。実際お母様からは目標点は5点(！)だねと甘い言葉をもらっていました。

そんなYさんですが、「物理何点だと思います〜？、じゃーん！」と見せつけてきた答案には83点の文字が！！目標点の15倍以上を達成できました(目標点が低すぎるだけかもしれませんが笑) 化学もO石先生に質問を重ね83点、得意の英語もしっかりと8割を越えることができました（他の塾生の仲間も軒並み同様の成績でいい刺激を与えあっています)。部活で忙しくて勉強時間が取れなかったというYさんですがなんと高校生活での自己ベストの平均点を記録することができたのです！！（公共の「ハーバーマス」を答えるところを「ハーバーマン（港男？)」とスーパーマンみたいに間違えたところはこの際目をつぶりましょう🤣)

忙しいから時間がとれないのではなく、忙しいからこそ効率的に集中して時間を使っていこう、こうした心がけを体現したのが今回のYさんだったと思います。また状況を過度に悲観せずに気持ちを器用に切り替えることができたのも大きかったと思います。

一流の人の条件の一つに「切り替えが上手」ということがあると思います。ああだったら、こうだったらとグチグチ暗い気持ちを引きずっているうちは幸せにはなれません。厳しい現実だとしても受け止めて未来を変えていくためにいま何に集中すべきなのかを切り替えて考えられるポジティブなマインドセットを、勉強や部活を通して身につけてほしいと思います。

今回結果が思わしくなかった人も「次こそは！」「今に見てろ！」とすぐに立ち上がって勉強することが大切です。悩むことに使っていた時間はあとからは返ってきませんからね(このことに気づかず何十年も悩むことに浪費してしまう人もいるようです) 。結果が好調だった人も成功体験にとらわれすぎず次に向けて切り替えていきましょう。一流の人とは「調子のいい時でも決して油断しない」人でもあります。

追い込まれるほどキャーキャーと悲鳴をあげながらも心軽やかに跳躍し、なんだかんだテストそのものも楽しんでいるように見えるYさんをはじめ、塾生一人ひとりが今後総体でも勉強でもどこまで記録を伸ばすことができるか楽しみです😊

現在一緒に勉強を頑張りたい方にキャンペーンを実施しています。ぜひ育英の授業を体験してから一緒に頑張れそうか考えてみてください。

↓詳細はこちら↓