金沢育英センター

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英語+α

小松校

 

先日、日本の大学に留学している外国人学生たちと懇談する機会がありました。中国、韓国、インド、バングラデシュ、シンガポール、南アフリカなど,実に様々な国から日本の大学に魅力を感じて来日している学生たちです。日本語学に惹かれている人,日本の先端医学を学ぶために来ている人など,目的意識が明確な方たちばかりで驚きました😯自分の専門分野について語るときの,目を輝かせた姿を見ていると、まるで小さい子どもが好きなものを夢中で追いかけるような,まっすぐな情熱がこちらにも伝わってくるほどでした✨

 

大半の留学生は日本に来たからには将来日本で働きたいとも考えているようです。今回の懇談は基本的に英語でやり取りをしたのですが、アジア出身の学生たちも含め,ビジネスレベルの英語でのコミュニケーションにまったく不自由はありませんでした。さらに,日本で学んでいるだけあって日本語だって堪能です。もちろん,それぞれの母国語も話すことができますから大学生にして最低でも3か国語は操ることはできる、バイリンガルならぬトリリンガルです。就職や大学院進学の採用担当者は高度な人材を求めるでしょうが、いざ選考の場面で,多くの日本人は自分の能力を自信を持って主張できるでしょうか🤔

 

「日本で生活するのだから日本語だけ使えればいい」と割り切ることは簡単です。しかし,もはや「海外で仕事をするから英語が必要」なのではなく、「海外から日本に人材が集まってきているから英語が必要」な時代になりつつあるのかもしれません。だからといって,「外国人労働者の受け入れを制限すべきだ」という単純な主張で解決できる問題でもありません。日本の人口が減少し,それに伴って国内市場(マーケット)が縮小している現在、少なくとも今と同じインフラや生活水準を維持したいのであれば、海外市場で収益を上げるため,国際競争に勝てる商品やサービスを提供する必要があります。そうすると技術開発や製造、販売のどの段階においても外国の文化や価値観と接することは避けられません。江戸時代のように日本が完全に「鎖国」することは,一度手に入れた豊かな生活を手放すという意味でも,現実的ではないでしょう。

 

もはや英語ができることが「特別なアドバンテージ」なのではなく,英語を使えることが「当たり前」になる時代が到来している—。普段は意識しないものの、社会が確実に変化していることを肌で感じました。私自身,英語のコミュニケーションが得意というわけではありませんが、今回実際に使った表現の文法は,せいぜい中学英語レベルのものでした(あとはビジネスや学術の場面に応じて語彙を増やしていけば十分です)。つまり,小学生や中学生で学ぶ基礎的な英語を身につけるだけで,会話の大半は成り立つにもかかわらず,そこが欠けていると,将来仕事の場面で大きな支障をきたす可能性があるのです😥

 

このまま英語を苦手とする日本人が増え、さらに日本人の強みとされてきた数学力や科学力までもが国際的に低下していったとしたら、この先,日本人が担える仕事は果たして残っているのだろうか—?と12月の寒さも相まって,薄ら寒い気持ちになりました🥶しかし同時に、留学生たちの研究に対する情熱に触れ,「自分も負けてはいられない」と心が燃え上がったのも事実です🔥(この話を授業ですると,みんな真剣に聞き入り、同じように瞳が燃えていたので安心しました。)「英語+α(プラスアルファ)」を備えた人材になるために、いまはその「α(専門分野)」を見つけるための期間だと考えれば,「勉強して,勉強して,さらに勉強する 」ことも前向きに取り組めるのではないでしょうか。保護者の方々に対しても、「将来のキャリア形成のため,早期教育は子どもにとって最大の投資です。後悔のないよう,学びの機会ははやめに整えてあげてください」と決して煽りではなく,現実として強く伝えたい思いを抱いた冬となりました。

現在冬期講習生を受け付けております。無料体験授業は12/20(土)まで受け付けております。説明会も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください♪

 

 

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