A true friend?🧑🤝🧑
小松校
“A true friend would not betray you. (真の友人ならあなたを裏切らないだろう)” という例文をよく仮定法を説明するときに使います。仮定法は現実と反対のことをあらわす表現方法なので言外にはその人は真の友人ではないことが示唆されています。いざあなたが困った時に見捨てて責任逃れをし、逃げ出してしまう友人は真の友人と呼ぶことはできないでしょう。
いまの学生たちはChatGPTやGeminiといった対話形式の生成AIを非常に上手く使いこなしています。たしかに画像生成などは本当に便利で、たとえばチラシやロゴなどを作ってみたいと思ったときに1分もかからずにこちらの注文通りに仕上げてくれるので私も重宝しています。対話を通して細かい箇所も修正できるため、まるでプロのイラストレーターを専属でしたがえているような優越感につい浸ってしまいます。
勉強に活用する学生も多いようです。例えば数学の問題を打ち込めば解いて解説してくれる。日々AIの精度は上がり、導き出した答えは合っているのでもはや教師や授業は不要でスマホを片手に自分で学習を完結することができる日もそう遠くない…かのように見えますが実態はちがうようです。
「ChatGPTはこう言ってるんだけど何でこういう過程になるか分からない…😥」少し前に高校生がスマホを見せながら数Ⅲの質問を持ってきたことがありました。ChatGPTなりに導出過程を丁寧に説明してくれているのですが、AIはその人の表情やどこでつまづいているかを察してあげることはできないので、何でそうなるのかという疑問点をこれ以上かみ砕いて分かるまで教えることができないのです。AIは「前提さえ踏まえれば当然そうなるものですよね」ということまでしか言えませんが「なぜ前提がそうなっているのか」という根本原理が分からなければそもそも解説も無力に等しいのです。無事こちらで”人間教師”が”質問の意図”を汲み取り、段階を踏んで教えることができたため解決しましたが、その生徒には、答えを出してくれるAIがいかに万能ではないかを実感してもらういいレッスンとなりました。今後こういったようなケースが、普段は見えないものの確かに存在する“人間とAIの微妙な境界線”として浮かび上がってくるのではないでしょうか🤔
AIを象徴する寓話としてよく引き合いに出されるのが世界的に有名なディズニー映画「ファンタジア」のなかの「魔法使いの弟子」(原作はドイツの文豪ゲーテの作品)のシーンです。
師匠から水を汲んでおくように命じられた魔法使いの弟子は、あまりの面倒くささから楽をしようとホウキを魔法で動かし水を運ばせようとします。ホウキは生き物のように水を運び続け大成功かと思われましたが、今度は止めようと思ってもホウキは水を運ぶことをやめず床が水浸しになってしまいます。斧で割って止めようとしても、ホウキは割れたぶんだけ分裂して水を運びつづけ、事態は加速度的に悪化します。最後は取り返しのつかない大洪水となってしまい、帰ってきた師匠が魔法によって止めます。「自分で制御できない力を安易に使うものではない」と師匠は弟子を厳しく𠮟ります。
ひとたび手にした便利なテクノロジーに安易にたよることへの警鐘としても読み解くことができる作品です。「大洪水」の波を招いてしまうたとえは、教育機関においてAIを使うことによる知らず知らずのうちの論文の剽窃(ひょうせつ)や、使い手の思考力の低下などをあらわしているようにも見えないでしょうか。
教育には必ず費用がともないます。幼稚園から大学まで仮にすべて公立であっても約1000万円、すべて私立であれば約2000万円はかかるとも言われています。これだけの費用を出して子どもが最終的に学んだことが「AIに命令して答えを出してもらうこと」であれば親の立場からしてみるとたまったものではありません。
貴重な時間と学力をAIの養分としてとられるだけで空っぽな自分自身だけが残るのはあまりにも虚しいことです。何のスキルも専門性も身につかなければ、将来真面目に勉強していれば得られるはずだった経済的利益も同時に失います(こういったことを授業内で説明するとみんな神妙な顔で聞き入ります)。果ては電波が届かなかったり、サービスが終了した場合にはAIに頼りきりだった人間は途方に暮れてしまうでしょう。その”友人”はあなたが本当に困った時に助けてくれるでしょうか?🤔
さぁ、新学期が始まります!!環境もかわり友達ができなくて辛いという悩みを色々な生徒から早くも聞いています。しかしいつも近くにいるから、同調してくれるからといって困った時に手を差し伸べてくれる真の友人だとは限りません。大切な一生です。一時だけの、軽薄な付き合いに影響されて無駄に過ごしてしまうことがないようにしたいものです。自分を保ちながら相手とよい付き合いができるかどうかは自分自身の賢明な判断にかかっています。その意味であなたにとってまず最初に大切にすべき「真の相棒」は他ならぬあなた自身ではないでしょうか?

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