模試の復習の仕方
金沢本部校
模試の復習の仕方
こんにちは。金沢本部校 吉田です。
皆さんは、模試の復習をしていますか?
「模試の復習の仕方がわからない」という生徒がいます。
復習の仕方は自分でやっていくうちに自分なりのやり方を確立していくものですが、そういった習慣ができていない人のために、参考までに私が実践していた復習の仕方をご紹介します。
①復習のタイミング、回数
「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか。人間の知識は、1時間後には約5割、1日後には約7割、1か月後にはほとんど完全に忘れられてしまうそうです。完全に忘れてしまってから復習しても、効果は期待できません。復習にはタイミングが重要です。忘却のサイクルを意識して繰り返し復習を行いましょう。
まず、1回目の復習は、解答解説が配布されたその日か遅くとも翌日までに行います。それからその3日後、1週間後、1か月後、3か月後、1年後…とだんだん間隔をあけながら行います。一度解けた問題でも、1ヵ月、1年後には忘れているかもしれませんので、油断は禁物です。
②復習の仕方
まず、間違えた問題を確認し、なぜ間違えたのかを解答解説を読みながら分析します。
余裕があれば、合っていた問題の解説も読みます。たまたま合っていただけの可能性もあり、また模試によっては解説に予備知識が書かれている場合もあるからです。
重要な基礎知識に抜けがあったら、参考書などでその周辺知識(数学ならば単元ごと)も含めて復習します。ひとつ忘れていたら、その周辺知識も一緒に抜けている可能性が高いからです。
そうして解答に必要な知識をインプットしなおしたら、もう一度問題をすべて解き直します。(余裕がない受験生は、解けなかった問題のみでもよいでしょう)満点が取れるまで、①のサイクルに応じて解き直しを繰り返します。
復習の際は、「模試復習ノート」を作り、間違えた問題や自己分析、インプットしなおした知識などのまとめを記入すると、自分の苦手なところがまとまったノートができ、それを見返すだけで効率よく復習できます。
以上はあくまで私が実践していた例ですが、参考になれば幸いです。
模試はよく練られた良問が多く、入試頻出の知識を効率よく勉強できるので、解きっぱなしではもったいないです。「解けない」問題を「解ける」問題に変えていきましょう。