金沢育英センター

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小松校

先週末は「お旅まつり」で大いに盛り上がったここ小松地区ですが、われわれも中間テストに向けて「育英まつり」を開催していることもあり、自習室ではたくさんの塾生たちが誘惑に負けずに頑張りました✨

高3のAさんとIさんは毎年途中で気分転換に祭りに出かけて行っては誘惑に飲み込まれてなかなか自習に戻ってこないのですが(笑) なんと今年は昼から夜まで一日中育英で勉強漬けでした!!😮 普段見ているぶんにはなかなか気づきませんでしたが、2人ともいつの間にか受験生としての自覚を持つぐらいたのもしくなったんだなぁ…としみじみと成長を感じた今回のお祭りでした😌

さて高1のY君とは高校生活はじめての中間テストに備えて毎日勉強に来ることを約束していますが、「現代文」が大の苦手とのことでこればかりは“日本語として何を言っているか自分の口で説明できるようになるまで”一緒に読んでやっていくしかない(それが「読解力」ということだと思います)ので地道にやっていこうとは思いますが、教科書に載っている作品のラインナップをパラパラと見せてもらうとそういえば高1の時に「羅生門」を授業であつかっていたことをふと思い出しました。

芥川龍之介の「羅生門」といえばあらゆる年代を通じて高校の国語の教科書で見かける作品ではないでしょうか。荒廃した都で生きていくために門の上で下人が老婆と格闘するシーンは忘れようもない印象を読者に与えます。「羅生門」のモデルとなった「羅城門」といえば平城京や平安京の入り口にある赤い瓦を葺いた門のことです。この門は当時の中国の王朝である唐(618年~907年)の都の長安のものを模倣してつくられたものです。

唐の都である長安は国際色豊かな都市だったと言われています。中国の良質な絹を求めてヨーロッパから「シルクロード(絹の道)」を通ってたくさんの人が訪れ、東西の文化が交流しました。中国固有の道教寺院だけでなく、外来の仏教寺院、ゾロアスター教(祆教)、マニ教(摩尼教)、イスラーム教(回教)、ネストリウス派キリスト教(景教)の施設が建てられた長安は、毎日が異国情緒あふれる音楽や芸能で彩られた、お祭りのような魅惑的な夜だったことでしょう。

交易の中心を担ったのはソグド人(イラン系民族)たちの隊商(キャラバン)です。ラクダに乗って広大な灼熱の砂漠をいくつも越えて、はるばる長安に届けられた宝物の一部を奈良時代に遣唐使たちがおみやげとして持ち帰っており、日本でも国際色豊かな「天平文化」として花開きました。「シルクロードの終着点」である東大寺の正倉院に納められている琵琶という楽器には日本ではもともと見られない乾燥帯のラクダやナツメヤシの絵が描かれていることから日本はイラン(ペルシャ)と少なくとも1300年以上も昔から交流があったことが分かりますし、美しいガラス製品も欠けずに残っていることから車も飛行機もない時代に約10,000kmの距離をイランの人々がいかに大切に運んできたか、その熱意と真心が伝わってきます。現在、ホルムズ海峡の封鎖にともなう原油不足から物価高が直撃する憂鬱な毎日ですが、日本は原油という利益を超越した、中東への深い尊敬と古くからの友好関係を決して忘れてはいけないと思います。

何でもいいので身の周りのものをひとつ指さした時にそれは絶対に日本の力だけでつくったものではないでしょう。飛行機はアメリカやヨーロッパ製であり、家電製品や玩具は中国で組み立てられ、衣服は東南アジアで織ってつくられ、家畜の飼料や肉などは南アメリカから運ばれ、スマートフォンに使われるレアメタルはアフリカで採掘され、エネルギー資源は中東などの地域にたよっています。普段は目に見えないかもしれませんが、われわれは比較的安く快適な暮らしを世界中の人々に支えてもらって生きています。特にわれわれの身の周りでも日常生活に必要な仕事の現場では外国の方の労働力にもたよっているのは否定できないでしょう。この快適な暮らしを続ける限り、もはや江戸時代のように鎖国化することはできないのです。

「多文化共生」とは自分と異なる価値観を持つ人であっても、どこかでお互いが支え合っていて持ちつ持たれつの関係性であることを忘れずに相手を尊重することができる成熟した大人な社会の思潮だと思います。これは人種や民族といった、個人ではどうしようもないような属性のレッテルを貼りつけて十把一絡げに判断するという幼稚な思考方法ではなく、一人一人を対等な「人間」として見つめることができるか、その成熟性を問うているとも言えます。多様性を受け入れた唐やローマが長期間繫栄した歴史を思えば、この行き詰った時代に異文化に多少なりともオープンになることによってこそ、現状を打破するダイナミズムが生まれ、さらなる発展のためのカギが見つかるようにも思えます。本来高1で学ぶ「歴史総合」という科目は暗記一辺倒ではなく、こうした歴史のケーススタディを大局的な視点でじっくり検討する時間をとることが目的でしょう(塾内で考えを議論することが非常に大切だと思います)。

「祭り」という場は様々な立場の人が邂逅し、交流する十字路です。勉強したことを実際に活かし、じっくり考えるフィールドワークとして物見遊山に行くのもそれもまた勉強でしょう🏮

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