金沢育英センター

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祭りのあとも

小松校

テスト期間の混沌とした黒板をご覧ください。

数学と物理と化学と日本史が同居しています。

一同「これ東大の問題だけどO石先生スラスラ解けるんだよー✨すごくない!?」

O石先生といえば小松校の唯一無二のアイドルですからね。東大の問題ぐらい解けてもらわないとみんなの憧れとしてのアイドルは務まりません。やっぱりO石先生しか勝たんですよね。

こちらは漢文を書いて気持ちを理解するスタイル。右側に残された「能く」が気になります。Aさん、「能く」…何ですか???😆

 

さて先週で多くの高校のテスト期間があらかた終わり、テストの最終日には部活や遊びに行く人も多く、あれだけにぎわっていた自習室もぱたりと静寂に包まれました。

そんな中、Yさんだけが自習に来てテストの振り返りを行っていました。Yさんは昔からテスト後だろうと関係なく受験期直前の生徒の中にまぎれて受験生以上の頑張りで机に向かっているような人です。本人は時間をかけているわりになかなか記憶に定着しないことに焦りを感じていますが、そんなことはありません。この1年見てきましたが、最初の頃とは見違えるように成長しています。学習とはある日突然、点と点が有機的に結びついて線を描き、面となってあらわれるように理解できるようになることです。そのためには地道に線(理解)を結ぶまで基本となる点(知識)を増やしていく以外にありません。

 

学生時代にまとまった時間集中して机に向かうような習慣がないと、大人になってからいざ資格勉強などに挑戦してみようとしても取り組むだけの集中力が身についていないことが分かります。「やるべき時にやる」ことから逃げ続けるとその時には自由を感じるかもしれませんが、のちにやってみたい夢を見つけたときに、夢のほうから敬遠されてしまうのです。これでは結局不自由な人生と言わざるを得ません。

 

自習に来てもすぐに眠くなってしまうと弱音を吐くYさんですが、(特に好物というわけでもないらしい)ラムネでドーピングしてでも机に向かっています。このとりあえず机に向かうという習慣が大事なのです。

 

実際いまの高校生は大人が想像する何倍も大変です。ただでさえ多い科目に昨年度から「情報」も共通テストの試験科目として加わり、常に学ばなければいけないことに追われています。学校では7限まで授業を受け、さらに平日は3時間以上、休日は8時間勉強しなさい、と大人は簡単に言うけれど今の大人にそれが可能でしょうか。「大人は働いているんだから」といいますが拘束時間と余暇の時間を見れば子どもも大人もそこまで変わりません。今の子どもたちは大人たちが知らないこともどんどん学習しています。ゲノム編集技術やプログラミングなど知っていて当然の時代が到来していますが、大人たちは知らないままで済まされるでしょうか。それは大人としての怠慢であり、非常に恥ずべきことだと思います。

 

少なくとも教師を名乗る以上、どのような科目であっても生徒にその魅力を伝えられるように勉強を続ける努力を怠るべきではありません。大人が本気になって一緒に学ぶことではじめて今の子どもたちがいかにハイスピードで大量の内容を学んでいるかを理解して、気持ちをわかってあげることができるのではないでしょうか。私も高校時代に使っていた「生物」や「化学」のチャート式の参考書を引っ張り出してきてはテスト期間の夜中に復習しています。最新の知見は科学誌の「Newton」や社会誌の「Foreign Affairs」、そして「Tarzan」(こちらは筋トレ誌でした😄)などを参考にしてみたり。

 

最近のYさんはスマホを学校の机に置き忘れたり、「他人が自分の椅子を占領して座っているなー」と思っていたら自分の座っている椅子が自分の椅子だったり(!?)、さすがにお疲れのご様子です😥友達と一緒に帰りたいのを我慢してまで育英に来てくれることもあります。テストが終わっても数ある誘惑の中、育英を選んで勉強に足を運んでくれるのですから絶対に後悔はさせません💪 Yさんが何事にも誠実に一生懸命に取り組むからこそ、私もその姿から学ばせてもらっているのです🔥こうしてかけがえのない日々を大切な一人ひとりと共に歩んでいける幸せを噛みしめつつ、本日も一緒に学べるのを楽しみに待っています🤙

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